頭皮の悩みにスカルプシャンプー

ポニーテールのやりすぎは抜け毛の原因?

ポニーテールのやりすぎは抜け毛の原因?

数年前に、スーパーモデルのナオミ・キャンベルがひどい脱毛症の状態になっている写真がゴシップ雑誌に載り、話題になりました。
おでこから頭頂まで髪が抜けているため、彼女の症状はエクステンションなど髪の上げすぎによる牽引性脱毛症ではないかと言われています。
原因はストレスや加齢など他の影響もあるとは思いますが、脱毛した場所を見る限りでは、永年スーパーモデルとして活動している間にエクステンションなど髪を引っ張るヘアスタイルを続けたせいではないかと推測します。

牽引性脱毛症とは何でしょうか。そして治すことは可能でしょうか。

牽引性脱毛症のメカニズム

牽引性脱毛症とは、ポニーテールやお団子ヘア、エクステンションなど、髪を強く引っ張って括るヘアスタイルを永年続けることにより、引っ張られた部分(髪の生え際、頭頂部など)の髪が抜けてしまう症状です。

ホルモンなどの内部要因ではなく、髪の引っ張りすぎという外部要因で発生するため、末期症状でない限りは対処すれば徐々に改善します。

ポニーテールなどは、特に強く髪を引っ張り上げるヘアスタイルです。それを毎日毎日続けていると、頭皮や頭髪はどうなっていくのでしょうか。

まず、強く引っ張られることで頭皮が常に鬱血した状態になり、血の流れが悪くなります。それにより毛根に栄養が届きにくくなり、髪が弱ります。

しかも髪は常に引っ張り上げられた状態なので、弱ればすぐに抜けてしまいます。困ったことに、引っ張り続けていると頭皮が「この髪は要らないもの」と判断してしまい、さらに抜けやすくなります。

ヘアサイクルは数年の成長期、数ヶ月の停滞期を経て抜け落ち、しばらく毛根はお休みします。十分休んだ毛根から再び髪が生えてくるのが正常なサイクルです。

しかし牽引性脱毛症はそのサイクルを狂わせ、成長がすぐ止まってしまい産毛の状態で抜けてしまいます。これを放置すると男性性脱毛症と同じく、どんどんヘアサイクルが狂って短くなっていき、やがて毛根が死滅してしまいます。

放置すると大変恐ろしい症状ですが、改善は比較的簡単です。そして予防はもっと簡単です。

ポニーテールやお団子ヘアを続ける方は、将来の脱毛予防のためにも今から出来ることをやっていきましょう。

牽引性脱毛症を改善、予防するために

牽引性脱毛症を改善、または予防するには「同じヘアスタイルばかりせず、色々なスタイルを楽しむ」ことに尽きます。

モデルなど魅せることが仕事の方は難しいかもしれませんが、個人がお洒落を楽しむだけなら一辺倒の髪型よりも色々とアレンジしたほうが、髪にとっても良いことです。

家に戻ればすぐに髪をほどき、優しく頭皮マッサージを行いましょう。(強くマッサージをすると頭皮を痛めるため、逆効果です)

仕事で髪をまとめないといけない場合は、髪をアップせずに下のほうで緩く括るなど工夫してみましょう。時々は思い切って髪をばっさり切り、ショートヘアにするのも髪を労ることに繋がります。

症状が軽度なら、ヘアサイクルが復活する3か月から12か月ほどで徐々に回復していきます。しかし重症の場合は放置しても復帰しない可能性が高いため、心配な場合は病院で相談しましょう。

髪を梳くときも注意が必要です。

いきなり頭皮の根本から髪を梳くのではなく、毛先から順にゆっくりと梳いていきましょう。

普段から頭皮を引っ張っているので、不要に頭皮への負担を減らすことはとても大切です。髪の痛みを予防するためにも、毛先から髪を梳きましょう。

頭皮の血流を改善させることも必要です。マッサージも血流を改善させますが、日々の食事も見直してみましょう。

血液をサラサラにするEPAが豊富な青魚やオレイン酸が豊富なアマニ油、血流を改善させるビタミンEが豊富なアーモンドやアボカドなど積極的に摂取しましょう。

栄養が偏るため、できるだけサプリメントは控えて食事で摂取することが大切です。

半身浴など、身体を温めるのも血流改善には効果的です。低出力レーザー育毛器も血流が改善することが知られています。

牽引性脱毛症の改善には、頭皮や頭髪への負荷を減らすことが最大の解決策になります。負担を減らすことで頭皮の鬱血を改善し、毛根を保護できます。

逆に、どれだけケアをしていても負荷が減らない限りは牽引性脱毛症のリスクは下がりません。

若いころのダメージが、後々響いてくることもあります。髪にダメージがないころは、まさか自分が脱毛症になるとは想像もできないかもしれません。しかし年齢を重ねることで、女性も脱毛症になる恐れはあります。

最初はただの牽引性脱毛症だったのに、それを見ることでストレスになるとますます血流が悪化します。ここに加齢による女性ホルモン低下が入ると、複合的な原因で脱毛症が進む恐れがあります。ここまで症状が進むと治療は困難になりかねません。

できる限り、若いころから頭皮や頭髪は労りましょう。

Return Top