頭皮の悩みにスカルプシャンプー

頭皮が負けるシャンプートラブルとは?

頭皮が負けるシャンプートラブルとは?

シャンプーで頭皮を荒らしてしまうケースは、意外と多くあります。

シャンプーを変えてからフケが増えた、痒みが止まらないなどの症状が出たら、(洗い落としがない限りは)シャンプーが頭皮に負けている証拠です。

特に石油系シャンプーは洗浄力がとても強く、必要な皮脂まで落としてしまうため頭皮トラブルを起こしやすいと言われています。石油系原料は豊富に作られるため、安価なシャンプーを中心に広く普及しています。

ドラッグストアやスーパーなどで普通に売られているシャンプーは、ほぼすべてが石油系シャンプーです。しかし高級シャンプーにも洗浄力を強めるために含まれていることがあるため、価格が高いから非石油系とは限りません。

そして石油系シャンプーであっても、量を少な目にしてきちんと洗い落とせばトラブルは少なくなります。

ここではシャンプーの種類と見分け方を中心に説明します。

シャンプーの種類

シャンプーの主成分は、水と界面活性剤です。
界面活性剤とは油に馴染みやすい性質と、水に馴染みやすい性質の両方を持つ物質で、細菌を洗い流し、泡立つ作用があります。洗浄剤として広く用いられています。

この界面活性剤の原材料は様々な種類があります。
シャンプーに用いられる主な界面活性剤は、石油系、高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系の4つに分けられます。

実際は以下の名前で記載されています。シャンプーの裏に書いてある成分表を確認してみましょう。シャンプーには3~5種類ほどの界面活性剤が入っていることが多いので、複数の種類の界面活性剤が含まれることもあります。

石油系…側鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム、オレフィン(C12-C14)スルホン酸ナトリウムなど、「スルホン」の名が付くもの。

高級アルコール系…ラウレス硫酸Na(ナトリウム)、ラウレス-2硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸TEAなど、「ラウレス」の名が付くもの。

石鹸系…脂肪酸Na(ナトリウム)、脂肪酸K(カリウム)、ステアリン酸Na(ナトリウム)、オレイン酸Na(ナトリウム)、石けん素地など

アミノ酸系…ラウロイルメチルアラニンNa(ナトリウム)、ココイルグルタミン酸Na、ヤシ油脂肪酸、グリシン、メチルアラニンなど

表示は商品により若干異なります

石油系は、文字通り石油から作られた界面活性剤です。洗浄力が強く、安価なのが特徴です。

高級アルコール系はヤシ油や石油から作られます。石油系と同じく、洗浄力が高い界面活性剤です。

石鹸系は、苛性ソーダと脂肪を反応させて作られます。手洗い用などに使う石鹸と同じで洗浄力が高く、毛穴の脂なども落とします。

アミノ酸系は、タンパク質の原料であるアミノ酸に、水と油を付ける性質を与えた界面活性剤です。洗浄力はごく穏やかで、タンパク質の元が原料のため、髪を保護する効果が期待できます。

アミノ酸が主成分のシャンプーは夏場に腐敗することもあるので、注意が必要です。

その他にも、天然系界面活性剤もあります。

熟れていない青い実の渋味成分であるサポニン、牛乳のタンパク質のカゼイン、大豆や卵黄に含まれるレシチンなどがあります。

卵黄と油を混ぜて作るマヨネーズが乳化するのは、レシチンの働きによるものです。これらは主に食品添加物として使われていますが、サポニンは泡立ちを良くする効果があるため自然派をうたうシャンプーによく添加されています。

石鹸系は洗浄力が強いので注意

石油系、高級アルコール系は洗浄力が大変強く、きちんと洗い落さなければ頭皮を荒らす原因にもなります。洗う頻度が高い場合も、皮脂の生産が追い付かずトラブルになります。

それなら、石鹸系にすれば解決するでしょうか。
石鹸系シャンプーは天然素材を使っているということで肌には安心ですが、アルカリ性が強く、皮脂を余計に取ってしまう傾向があります。

特に熱いシャワーで洗い流すと洗浄力が高まってしまい、トラブルになることがあります。

石鹸系シャンプーを使ったら、リンス代わりに酢を頭にかけてアルカリを中和しなければ髪トラブルが頻発します。

上手に使えば安価で髪の調子が良くなるのですが、酢の使い方やシャワーの温度管理など難しいのが特徴です。

アミノ酸系が最も肌に優しいですが、洗い流しにくい欠点があります。アミノ酸系であっても洗い残しがあると頭皮には良くありません。

シャンプーは成分表示を確認することが大切

シャンプーの成分表示を見ると、化学に強くなければ読んでいるだけでも頭が拒否するような難しい名前が並んでいます。

「アミノ酸系シャンプー」の名が付いていても、実は石油系、高級アルコール系の成分が入っていることが少なくありません。

アミノ酸系は穏やかな洗浄力で、タンパク質と同じ成分のため体にも環境にも優しい性質がありますが、あまりにも洗浄力が頼りないため、僅かながら高級アルコール系を添加することもあります。

中には主成分は石油系や高級アルコール系なのに、わずかにアミノ酸系を入れただけのものを「アミノ酸系シャンプー」と銘打っている商品もあります。

面倒ですが、できるだけ成分表示を読んで成分を把握しましょう。

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